乾式工法

■乾式工法とは

乾式工法とは、内壁や外壁に工場で生産されたパネルや板を、現場で取り付ける方法。
乾燥させるための養生期間が必要なく、天候にも左右されることがないため、工期を短縮することができます。
代表例として、外壁仕上げで工場で生産されたパネルを現場で取り付ける、サイディングが乾式工法です。

逆に湿式工法とは、現場で水を混ぜ合わせながらつくる、モルタルや土壁などの材料を使用する塗装方法。
施工状況は天候に左右されたり、養生期間が必要のため、比較的工期は長くなります。
例えば、漆喰・リシン・モルタル壁などの左官仕上げが湿式工法になり、現場作業のため手間はかかりますが、材料の種類や調合方法によってさまざまな質感や雰囲気を楽しむことができます。

従来は湿式工法で施工していたタイル・石貼りも、最近では乾式工法で施工されるケースも徐々に増えてきました。
当社では、乾式工法の施工も対応しておりますので、興味を持たれた方はお気軽にご相談ください!

■乾式工法のメリット

○工期の短縮

住宅だけでなく建築業界全体が、徐々に湿式工法から乾式工法を取り入れるようになりました。
最も大きな理由の一つは、工期の短縮が可能なことです。
工期短縮は発注者と供給者に大きなメリットがあり、現場での作業を減らすことができます。
また、工場生産品を使用することで品質管理もしやすくなります。

○職人の技量が関係しない

湿式工法では職人の技量の差が表れやすく、そのまま現場の出来映えに関係するため、職人の技術が重要になります。
しかし乾式工法では、マニュアルどおりに施工すれば一定の品質を確保することができるため、職人の技量は問題になりません。

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